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お子様ランチ……こいつはただの飯じゃあない。ここには夢が詰まってる、少なくとも俺はそう感じている。1枚のプレートの上には子供が好むメニューが贅沢に集められ、ライスの上に刺さる旗からは栄誉すら感じられる。そう、この飯にありつける自分は特別な存在なのだと思わせてくれる……そんな栄誉さ。まるで勝利を手にした瞬間だ。ガキ共が喜ぶのも頷ける。以前、買い出しのついでにファミレスに寄った時のことだ。俺はメニューの中で目についたお子様ランチを試しに注文してみることにしたんだ。だが……──申し訳ございません。当店では、お子様ランチは小学生以下のお客様にのみ提供させていただいており……俺は店員のその言葉に衝撃を受けたね。年齢制限……はっ、まるで“関所”だな。拳じゃ突破できないのが癪に触る。大人の俺にはお子様ランチを注文する資格がないだと?そんな馬鹿げた話があるか。大人がお子様ランチを頼んではいけないなんて誰が決めた?窮屈なルールの下で有意義な飯の時間が制限されるなんざ、つまらんにも程がある。パイパー辺りについて来てもらえば、ワンチャンいけるかとも思ったんだがな……いや、そうして得られたお子様ランチに果たして価値はあるのか?俺が自ら注文し、運ばれてきたそいつにこそ真に味わう価値があるんじゃないのか?……そう考えたら、どうにも言い出せなくてな。まあ、幸いこの店は年齢制限なんてものはないようだ。たっぷり、堪能させてもらうさ。ところで、この旗は持ち帰っても……いいんだろ?
大人様ランチ?……はは、なるほど。そいつはお子様ランチという“夢”に敗れた大人達が、それでも諦めきれず足掻いた先に見出した希望……とでも言うべきか。しかし……その“偽りの栄光”に価値を感じられるかどうかは別だ。それに縋る奴らを咎めたりはしないさ。だが、俺は……“虚栄”で納得できるほど、“大人”じゃないんでね。虚栄の皿に盛られた飯ってのは……荒野の砂嵐より味気ないもんだ。(遠い目)
2025/3/7(Fri) edit_note
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【無敗のチャンピオンの飯哲学】
ファミレスでお子様ランチ頼むライトさんが見たいから想像した
📼:ライトさんのオーダーは?
😎:俺は、お子様ランチってやつを一度味わってみたくてな
📼:お子様ランチ……!?
お子様ランチと邂逅する前のライトさん→「ガキの食い物だろう?」
お子様ランチ堕ちした後のライトさん→「お子様ランチ……そいつは夢の食い物さ」
🍽️以下、ライトがお子様ランチについて熱く語る
📼:ライトさん、実は大人様ランチというものがあってだね……
ライトさんの言葉の中には哲学と物語性が含まれていると、私はそう感じている。
つまりライトさんが熱く語れば意味が分からなくてもなんとなく魂の籠った素敵な話に思えてくる……かもしれない。
…………
ライトさんは何にでも哲学を仕込む“哲学芸人”である。